告白のタコさんウィンナーのネタバレレビュー・内容・結末

　弱い者が弱い者を善意で虐げるクラスの雰囲気、他人を見下し母親から目を背け、自分を正当化し続ける渡辺修哉、特別になるためプールに投げた下村直樹、直樹しか見えていない母親。人間のドス黒いところが濃縮していた。
　自分が解釈している世界はどれだけきちんと見れているのか。何を見ているのか信じられなくなる。
　洋楽を多用したテンポの良すぎる展開は不穏さを助長させていた。