わこ

告白のわこのレビュー・感想・評価

告白(2010年製作の映画)
3.6
物事は、視点を変えると軸がゆらゆらと動く

それは母にとっての娘、
息子にとっての母、
母にとっての息子

社会とは、人とはなんと脆いものなんだろう
歪なバランスで成立する世の中
生きている私たちも歪だ

終盤、時計の針が逆回転しながら
あの子が報われたような気持ちになったあと、
戻った現実から突き落とされるような絶望


橋本愛ちゃんを映すカメラが幻想的でお気に入り
あの服装のダサさもいい

原作未読ですが十分考えさせられる作品でした
わこ

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