紅茶

トリコロール/赤の愛の紅茶のレビュー・感想・評価

トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)
3.9
トリコロール三部作、三作目かつ監督の遺作。博愛をテーマにしているだけあって分け隔てない愛が貫かれている。ファッションモデル兼大学生と盗聴を趣味とする退官判事という一見繋がりや共通項を見いだせない二人を結びつける運命。物語が進むにつれ、盗聴に対する意味合いも自ずと変わってくる。三作が同一の世界線にあることは予め提示されていたが、その舞台はフランス国内に留めない。三作はトリコロールというタイトルにフランスのナショナリズムを想起させがちだが、至って普遍的な物語。
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