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トリコロール/赤の愛のWestRiverのレビュー・感想・評価

トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)
3.7
名作SF映画ランキング100選を鑑賞中。しばらくSF映画の感想が続きます。
第99位「トリコロール 赤の愛」
(http://makemyself.blog64.fc2.com/blog-entry-778.html)

主人公ヴァランティヌはファッションモデルもしている美しき大学生。ある日、車を運転中に犬を轢いてしまう。首輪につけられた住所をもとに飼い主の家を訪れるが、そこには偏屈な老人が住んでいて飼い犬の引き取りを拒絶されてしまう......

トリコロール3部作の最終章。フランス国旗🇫🇷における赤の部分は、博愛を意味します。

ヴァランティヌは、困った人を見かけると助けたくなってしまう性分。不正を見過ごせない性分です。
一方の老人は、盗聴が趣味な変人で、他人に心を開きません。
しかし、それは過去のトラウマがそうさせているのです。

天使のように無垢で、博愛の心を持つ主人公との出会いがきっかけに、段々と心を開いて行きます。

どんな人間に対しても博愛の心を持って接しようというメッセージを感じました。
まさに「汝の隣人を愛せよ」ですね。

愛は何も恋愛的な感情のものだけではないという事を再認識させられる作品でした。

ラスト、良かったぁ〜。

しかし、この映画がなぜ名作SF100選にランクインしているのか、不思議でしょうがない。
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