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淑女と髭のmikuのレビュー・感想・評価

淑女と髭(1931年製作の映画)
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だがしかし、剃っても剃っても生えるのが髯である。この当時ばかにしちゃいけないものを、軒並みばかにしたお笑い。私、治安維持法と結婚しますわ、とかね。あんな髭もじゃ男の岡田時彦の家が、至極モダンなアパアトメントでクスッと笑っちゃった。髭を剃ったか剃らないかで人生変わった男の話。うわあ修羅場かよ、と思ったところであっさりと身を引ける女。これが真のいい女です。女なら縫い物のできる淑やかなのがよかったのでしょうけど。
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