バーニーロス

道のバーニーロスのレビュー・感想・評価

(1954年製作の映画)
3.8
休日はフェラーリ映画を見て癒されています。

平坦でなく激しくも時として緩やかに右往左往されながらも流されていく人生の道程の終着点は何処に在るのだろうか?
感情を殺そうと必死に悶えながらも愛と憎の狭間に覗かせる決して打ち消せる事ができない嫉妬という名の感情が私の心を覆いつくし静かに包みこんでいく。

芸術色が強いが根底には熱く滾る血の気が存在し魂が宿り共存し昇華している、見た目は冷徹な道化のようだがベールを脱いだら激しい血脈が波を打って唸りをあげている。
芸術という防波堤に塞き止められた熱い感情が
今か今かと決壊を待ち潜んでいるのだから。

休日のフェラーリ映画は最高です。
バーニーロス

バーニーロス