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「道」に投稿された感想・評価

えのき

えのきの感想・評価

3.0
音楽を含め全編に漂う物哀しさは好きですが、名シーンと言われるラストに、それまでのザンパノの行いを許せるほどのものを感じませんでした。
Karuna

Karunaの感想・評価

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記録2021-77

ピュアなジェルソミーナが見れば見るほどかわいくて愛おしくなる

あーもうって思いながら切ないし苦しいしつらい

時代を感じる
AKIRA

AKIRAの感想・評価

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鋼鉄の肺の男、ザンパノ。自分のありのままの心を表現できない不器用さが海で孤独に嗚咽する場面にこもっていると思う(彼の事を吠える事しかできない人間なんだと評する場面さえある)。
また、無力感に悩むジェルソミーナに綱渡りする芸人(ザンパノをからかっている人)が、語ったセリフが印象的だった。彼女は自分なんか必要のない人間だと悩んでいるけれど、サーカスの人達には必要だと思われている事はもちろん、何よりザンパノにとって大切な人間だ。自分にとって自分の事は分からないものなのかもしれない。
『デルフィーヌの場合』の中で少年がデルフィーヌにおすすめしてたから観た。彼はやはり良い子だ。良い子というか、ちゃんと前を見てくれてるというか。
もこみ

もこみの感想・評価

3.4
過去の作品を現代の価値観で非難するのは、そうすべき場合も大いにあるものの、やや危険で傲慢な判断になる可能性もある。という前提のもと、、、

この作品は今から60年以上も前に、巨匠フェデリコ・フェリーニによって撮られた名作映画である。それは間違いないと思う。
ザンパノとジェルソミーナと綱渡り芸人の青年の絶妙な三角関係(?)が味わい深く表現されていると思ったし、ジェルソミーナの「ザンパノには私がいなきゃ」という台詞も痛々しく、ほろ苦い。
が、もちろんそれは全く「良い描写」ではないし、失ってからヤケになって泣いてる哀れなDV男でしかないザンパノに共感はしない。共感しながら観ちゃいけないと思う。(もちろん共感できるかどうかは映画の評価に関係ないが)

なんて視点で観るのもバカバカしいんだけど、前提として家父長制キツ〜であり、じゃあそれをひっくり返すほどの魅力があったかというと、それは感じられなかったし、特にラストシーンでその思いは強くなった。そういう映画でした。
ララン

ラランの感想・評価

3.3
複雑な男女の仲を描いた作品。

お金で芸人に売られた主人公の娘は、やがて芸人を想うようになる。
しかし、芸人の主人公に対する扱いは乱雑で心は傷ついてばかり。
芸人は主人公を扱いきれなくなって別れた後、彼女を失った悲しみを知る。

芸人の男は、空気の様なあいつの大切さに今になってやっと気付いた的な感じ。
主人公の女は、悪い関係でもぐだぐだ結局離れられないのはやっぱり好きだからみたいな。
主人公の悲しげな表情がよかった。
 イタリアの巨匠・フェデリコ・フェリーニ監督の初期の作品です。海岸沿いの家に幼い兄妹たちと暮らすジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシーナ)は、死んだ姉の代わりにと、旅芸人のザンパノ(アンソニー・クイン)と旅に出る。ザンパノからの粗暴な扱いに嫌気が差したジェルソミーナは逃げ出した先で、見事な綱渡り芸をする青年に目を奪われる。しかしザンパノはしつこくも彼女を連れ戻すが……。

 少女とオジサンの組み合わせといえば『レオン』(1994)が頭に浮かびますが、本作はそういう「異色バディ」ものではありません。「旅芸人に身売りされる悲劇の少女」という普遍的なストーリーに、それぞれ特徴的な3人が登場します。というより、登場人物は主にこの3人だけですね。ジェルソミーナ、ザンパノ、そして綱渡り芸人/イル・マットです。

 母親にすら「変わった子」と言いせしめるジェルソミーナ。彼女のおどけた表情と動きには、辛いはずの境遇を忘れて思わず笑ってしまいます。与えられた芸の小道具に隠し切れない喜び、自分で作ったスープをこっそり捨てて、旅の身なのにトマトを育てようとする。ピエロのメイク以前に、十分お道化てます。

 あらすじからてっきり三角関係になるのかと思いきや、そんなことはなく、色々調べてみるとキリスト教の解釈も絡んでいるようですね。個人的には、これは単に「悲しいお話し」というより、中盤で青年が語った「この世に必要ないものはない」の解釈になるのかなと思います。その青年も、その言葉を信じたジェルソミーナも死んでしまい、彼女の死によってザンパノはそれに気付くものの、すでに取り返しはつかず……。

 しかし、だからと言ってジェルソミーナの死が必要だったなんてことはないし、そもそも他者から必要とされなければ存在する意味がない、なんてこともないでしょう。思うに、人が存在すること自体に意味はない。でもザンパノが後悔したように、ジェルソミーナが最後までザンパノを求めたように、青年がジェルソミーナに希望を与えたように、人が存在することは他者に意味を与える。ただ理不尽なことに、人は何かを失ってからその意味を知ることが多すぎるのでしょう。
JohnNY

JohnNYの感想・評価

3.7
3.7 A
大道芸人の粗野な男は娘を安く買い取り芸を仕込み各地を回る。娘は必死に彼に従い芸を覚え生活を共にする。男はサーカス芸人の一人と喧嘩になり、警察に捕まりサーカスから追い出される。娘は逃げることもできたが男が自分を必要としていると考え彼が出てくるのを待つ。再び旅を続けるが再会した芸人を殴り殺してしまう。娘はその死を自分のことと受け止めて悲しみに暮れ生きる意味を失う。男は彼女を置き去りにして去り、数年後娘が死んだことを聞き、自分の罪、失ったものの大きさに絶望する。美しいメロディーが虚しく流れる。
わおき

わおきの感想・評価

4.8
ジェルソミーナの姉妹であるローザとザンパノの関係性というところを考えてみると、映画の深みが増すかもしれない。

なぜジェルソミーナにトランペットを吹かせたがらなかったのか?
性的な関係にあったのか?

「わたしのこと、少しは好き?」
このセリフが一番好きで、せつねー!
R

Rの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

退廃的映画の製作者としてのフェリーニ・イメージが強いが、この映画はいたって普通の感動ドラマ。

ザンパノ(アンソニー・クイン)は鎖を切るという大道芸人、そのザンパノについていくジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシーナ→フェリーニ監督の奥さん)。

ジェルソミーナはザンパノに虐げられても純粋な愛の気持ちを持ち続けて死ぬが、ザンパノはジェルソミーナが死んで初めて、その愛に気付くという心打たれる映画であった。

渚の場面は最高。
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