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県警対組織暴力のkaz666のレビュー・感想・評価

県警対組織暴力(1975年製作の映画)
3.5
復活おめでとうございます。
今日からアプリ登録した方にはわからない事象ですが今日から皆さん、レビューUPのラッシュになることでしょう。楽しみわくわく。
閑話休題ー
ずっと見たくて探し回ってた作品だが、通ってるレンタル店に普通に置いてあるという。
さておき、深作作品であるが、脚本も音楽も仁義チームなので、何も仁義とは変わりません。
菅原文太も、菅原文太然としているし、深作然としてカメラワークは泥臭さがありいよいよ興奮してくる。
深作作品の良さは、導入部にある。
''何かやらかしてくれそうな殺気''でもってその期待を裏切らない。殺伐とした空気感に突如現れる刹那的な狂気が、カメラのブレを利用したリアリティの根幹を見せてくれる。
仁義でとんでもないゲスっぷりを見せてくれた金子信雄も、言わずもがなのゲスっぷりで改めて仁義が見たくなる気持ちになった。仁義シリーズでは名脇役としてインパクトを残す川谷拓三がめちゃくちゃカッコよくて、今回もリンチされておしまいのチョイ役ですが、裏の主役と称されるだけあり、記憶にしっかりと残す演技であった。
ラストに関してはあっさりと、余韻を残すでもなく、しっかりと作品を締めてくれた。仁義には及ばないが深作ファンなら是非。
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