「あんころはのぉ 、上は天皇陛下から下は赤ん坊まで、横流しの闇米くろうて生きとったたんでえ。あんたもその米で育ったんじゃろうが!おお?綺麗ずらして法の番人じゃナンじゃっていうんじゃったら、18年前ワレが犯した罪清算してから上手い飯くうてみいやぁ!」…このセリフがこの映画のテーマを物語っている気がする。
綺麗事を並べながら私服肥やす連中への怒りとそんな奴らに犠牲にされていく仲間たちの悲しみを「警察」という健全な側を舞台にして描いたことで『仁義なき戦い』などで描いてきたものをさらに具現化した1本だと思う。