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アデュー・フィリピーヌのtのレビュー・感想・評価

アデュー・フィリピーヌ(1962年製作の映画)
4.3
乱暴に言うと男2女1の三角関係夏物語。オープニングの収録シーンから音楽が豊かで多幸感。前半は都市部、後半はコルシカ島。
やはり内容的には後半が良い。イタリア男のくだりは爆笑した。
NGテイクの連続、街中を歩く女子2人の移動、カメラ目線のダンス、好き。
カリプソのリズムに乗って延々と続くラスト、彼女たちと同様私たちにもこの映画が終わって欲しくないという感傷が訪れる。蓮實氏が絶賛したという切り返しを拒む美しさ。
ロジエにおけるバカンスは常に有限なものとして、あくまで現実の延長として立ち現れ来るのが素晴らしいと思います。
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