オーウェン

GONINのオーウェンのレビュー・感想・評価

GONIN(1995年製作の映画)
3.8
何かしらの問題を抱えて社会の底辺にいる男たち。
そんな彼らが5人で組んだ強盗は成功する。
しかし強盗をしたのは暴力団であり、報復という名の仕返しが始まる。

暴力的であることは否定しないが、かなりのパワーを持ち合わせていることも分かる。

5人のキャラもそうだし、暴力を単なる殺し合いだけでなく、きちんとしたドラマを作り上げていることが分かる。

竹中直人の家でのやり取りなどほとんどカオスの域。
ビートたけしの目尻のガーゼもまた不気味であり、ラストに漂う余韻も中々のもの。

続編はキャストが総とっかえされているので、この味は出せないだろうなと想像がつく。
オーウェン

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