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スクール・オブ・ロックのDStudioのレビュー・感想・評価

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)
4.2
💭感想
■「臨場感」と「変化」をかもしだすカメラワーク
まずは冒頭のライブハウスのシーン。実際にカメラが目線の高さにあり、ライブハウスに入っていく高揚を感じさせます。そのうえ、狙ってかどうかわかりませんが、カメラがどこか揺れている気がしました。これによって臨場感に拍車をかけているのではないかと初心者ながら思いました。
次に注目したいのは、前半の教室での演奏シーンとクライマックスの演奏シーンの対比です。前半の教室シーン(37分あたり)でデューイはひとりでロックを演奏している光景を説明します。その時のカメラワークはアップから引きになります(ズームアウト)。そして、実際にクラスで演奏する、クライマックスの演奏シーン。この時も中心のデューイのアップから徐々にズームアウトしてクラスのメンバー(バンドメンバー)が画面に映ります。このカメラワークが作品のなかでの「変化」を表現しているのでないかと私は思いました。

コメディ要素もあったり、デューイが放つ言葉には謎の説得力があって心動かされたりとおすすめの作品です!

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印象   :9
ストーリー:7
おすすめ度:9
映像   :4
音楽   :5
演技   :3
コメディー:5
→42
D's Point
=4.2
【10】印象:好きなシーンはどこか・刺さった言葉はあるか
【10】ストーリー:ストーリーとして予測不可能なものだったか。飛躍しすぎてないか。結末はユニークだったか
【10】おすすめ度:ひとに勧めるか
【5】映像:映像として心動かされるものがあるか。音楽はどうか
【5】音楽:音楽のタイミング。映画館で観たいと思えるか
【5】演技:キャスティング。演技力どうか
【5】コメディー:笑えるシーンがあるか
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