しののめ

スクール・オブ・ロックのしののめのレビュー・感想・評価

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)
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ミュージカル映画かと思ってみはじめたのですが、ロックバンドをテーマにした映画でした。

いついい加減な授業がバレてクビにされるのかとハラハラしていましたが、最後までそんなことはなく、そのせいで落ち着いて見れなかったのが残念です。

また、親に敷いてもらったレールをしっかり進んでいる子どもたちを利用して、自分の懐を温めようとする主人公に、ぜんぜん感情移入できませんでした。

楽しいイベントがあったとはいえ、この後、遅れた3ヶ月分の勉強を詰め込まれる子どもたちが可哀想です。小学2年生の3ヶ月で例えると、まるっとかけ算をすっ飛ばせる期間です。
授業風景の後半には、主人公も家庭で勉強して、一部カリキュラム通りに進めるようなシーンがあればなと思いました。

前向きに励まして、良いところを伸ばすタイプの褒め方等、主人公にいい面を持たせているのに、動悸がラストギリギリまでロックで金儲けなのがもったいないです。
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