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性の放浪のmiのレビュー・感想・評価

性の放浪(1967年製作の映画)
3.5
荒唐無稽なサラリーマンの放浪記。
一つの場所に止まり続けることが現実だとすれば、どこか見知らぬ場所へ向かうのはおおよそ夢のような話であると、日常を送っていれば誰しも理解できる。
そんな夢に向かってぶつぶつ呟きながら体当たりしていく主人公の様は、時に現実に引き戻されそうになるも、解放へと推し進められる。
いっとき解放されて非日常となるその場限りの労働は生き生きとして見えた。
後半の無茶苦茶っぷりは笑うしかない。
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