冬のナマズ

大人は判ってくれないの冬のナマズのレビュー・感想・評価

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)
-
僕はトリュフォーに似ている。恥ずかしげもなく、こんなことを言ってみる。

父親の愛を知らずに育った僕たちは、学校そっちのけで映画に傾倒してゆく。彼がバザンを慕うように、僕も映画学者=批評家である恩師のことを敬愛してやまないし、さらに彼がヒッチコックと出会うように、僕もある映画監督にこれからお世話になりそうなのだ。夢を追うって意外と悪くない。現実逃避。それが人生を駆動させることになるのだから、映画はじつに現実的なんだなと痛感する今日この頃。
冬のナマズ

冬のナマズ