ユカートマン

大人は判ってくれないのユカートマンのレビュー・感想・評価

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)
4.0
どこかそっけない、冷めた子ども。トリュフォーの幼少期らしいが批評家として、監督として成功してよかったなと思わざるを得ないほど悲惨だった。ほんとにトリュフォー少年は映画に救われたんだなぁ。カット割りも細かくて全然古臭くないし、俯瞰ショットを効果的に使って笑わせてくるシーンもあって面白かった。今年のフランス映画祭で難解すぎて寝てしまった「パリは我らのもの」を家族で観に行くシーンがあってその感想が全く私と同じだったのが嬉しかった。パリのシネマテーク(映画博物館)になぜかこの映画の日本語版ポスターが貼ってあるらしい。バルザック読まなきゃ。
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