やっぱりカルカン

紅の豚のやっぱりカルカンのネタバレレビュー・内容・結末

紅の豚(1992年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

テレビ放送の度に毎回見てます。ジブリの映画って結構心穏やかに見れない映画が多いと思うんですが、紅の豚は全体的に平和だし何でもいちいちかっこいいしほんと好きですね。

今日分かったことは、今更ですけど「紅の豚」がそのままイタリア語でポルコ・ロッソという意味だったんですね。今まで気づかなかったなんて信じられない… ポルコが豚で、ロッソが赤という意味になります。
そういえばポルコ・ロッソは宮崎駿監督の理想の姿を投影したとか、監督自身であるとかいう噂を聞いたことがあるのですが実際はどうなのでしょうね。
ポルコかっこいいですよね…私は
ポルコ「大体お前はな…!」
フィオ「怒らないで!」(ポルコ、ここで空気を読んで)
ポルコ「フィオ… どうやら礼を言わなきゃならねえらしいな」
と続くシーンが好きです。
歳が離れた女の子(まだ子供)ですもんね。大人の男はガミガミ言わないのが正ですよ!

あとは対比が面白いですね。
新しい艇でジーナに会いに行く時、ジーナは他の男(カーチス)と一緒にいてポルコは他の女(フィオ)と一緒にいる。
「ひでぇ映画じゃねえか」に対して「いい映画じゃないか」であったり「飛ばねえ豚はただの豚だ」に対して「飛んだところで豚は豚だぜ」のセリフ、男と女の対比も絶妙に描かれています。他にもあったと思ったのに忘れてしまいました。ジブリの映画は何回見ても新しい発見があって楽しめますね。

私が好きな名言は
・いい奴はみんな死ぬ。
・徹夜はするな、睡眠不足はいい仕事の敵だ。それに美容にも良くねえ。
・パンケーキを作るんじゃねえんだからな…。
・さあモリモリ食べてビシバシ働こう!
・ここではあなたのお国より人生がもうちょっと複雑なの。恋だったらいつでもできるけど…。ハリウッドへはボク1人だけで行きなさいね。
・心配するな、おふくろの話じゃ惚れるより慣れだってよ。
・彼女はおめぇが来るのをなぁ…。ず〜っと庭で…。待ってんだぞ〜!
・ずるい人…いつもそうするのね。

他にもいっぱいありますがセリフのひとつひとつが心に響きます。見終わった後とても爽やかな気持ちになる、何回見ても素晴らしい映画です。