のんchan

まぼろしののんchanのレビュー・感想・評価

まぼろし(2001年製作の映画)
4.3
あ〜フランス映画だった🇫🇷
オゾン監督やっぱり好き💕

実はずっとシャーロット・ランプリングに苦手意識があって、この作品はスルーしてました💦
しかしヘルムート・ニュートンのドキュメンタリーを観て吹っ切れてから好きになったので、自分の旬と今の年齢で出会えて良かった✨

パリに住む結婚25年のジャンとマリー。ヴァカンスで海辺の別宅に行き、浜辺でくつろいでいた時に、忽然とジャンがいなくなってしまう。
事故なのか?自殺なのか?失踪なのか?を明確に出来ないまま、マリーはパリに戻って大学教授の仕事をしながらも、ジャンの"まぼろし"を見ながら生きていた。
心配する親友が食事会を開き、編集者のヴァンサンを紹介し付き合うのだが...
ベッドで「あなたは重みがないの」
の台詞に重みがあったわ〜🤭

義母を老人施設に訪ねての嫁と姑の会話が怖い。
ジャンが鬱病を患っているのを以前から知っていたと言い張る義母。それを義母の口から聞きショックを隠せないマリー。
義母役が真実味があってとっても良かった👏

ラストの砂に手を入れ泣くシーン、浜辺を"まぼろし"を求めて走るシーンも良かった。


シャーロットは撮影当時53歳。
すっぴんを晒し、水着姿にもなりますが、これぞ女優、美しい🤩
表情の1つ1つを堪能しました。
11作品観た中でこれが1番好み💕


観終わってから特典映像の"監督の解説コメンタリー"で、また初めから1シーン毎に監督の気持ちや細々とした裏話をじっくりと聞きながら観るという面白さ。2倍3倍に楽しめてお得感ありました☺️

衣装は吟味したそうでどれも良いのだけど、特にコートが素敵だと思ったら、シャーロットの私物でした😍形、色味、全てが作品とマッチしていて着ているシーンも多くバッチリでした。

監督曰く「シャーロットは瞼が重いので、照明は上からだとダメ。下からや横からが美しい」等、こんな事言っていいの?と思う内容を暴露していて驚いたけど、色々知れたのもお宝映像みたいだった。
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