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まぼろしのsonozyのレビュー・感想・評価

まぼろし(2001年製作の映画)
3.8
2000年、フランソワ・オゾン監督作。
愛する夫を突然失ったアラフィフ女性の喪失感をシャーロット・ランプリングの魅力で描いた作品。

結婚25年になる、マリー(シャーロット・ランプリング)とジャン(ブリュノ・クレメール)夫妻は、夏の恒例、フランス南西部のランド地方にある別荘にヴァカンスへ。

2人で向かったビーチで、マリーの背中にサンオイルを塗るジャンは、泳がないかと誘うが、マリーは後でねと答える。
うたた寝していたマリーが目を覚まし、あたりを見回すが、ジャンの姿が見えない。
ヌーディストのカップルなどに目撃情報を尋ねるが、不明。
監視員とヘリの捜索もむなしくジャンが見つからないまま、別荘を後にするマリー。

友人夫妻の家で食事中、マリーはまるで家にジャンがいるかのように話す。
彼女の精神状態を心配した友人は、ヴァンサン(ジャック・ノロ)を紹介し、マリーもやっと付き合い始めるが、やはりジャンの"重さ"が忘れられない。

そして、ランド地方の警察からの留守電で、ジャンと思われる水死体が発見されたので確認に来てほしいと連絡が入る。。。
本当に本人なのか、事故なのか、事件なのか、自殺なのか。。。

AARP(米国最大規模のNPO 全米退職者協会)が発行する雑誌AARPマガジンが主催する映画賞「AARP Movies for Grownups Awards」(50歳以上の円熟映画人を表彰)でシャーロット・ランプリングが主演女優賞。(こんな賞があるんですね〜)

当時50代半ばのシャーロット・ランプリング、あの眼の魅力は健在ですね。
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