ツクヨミ

スパイキッズ2 失われた夢の島のツクヨミのレビュー・感想・評価

1.5
子ども向けスパイアドベンチャーにレイハリーハウゼンのオマージュをぶち込んだ続編。
OSSで経験を重ね一流"スパイキッズ"として活躍中のコルテス姉弟。彼らは任務で謎の島を訪れるが…
ロバート・ロドリゲス監督作品。世界でヒットを飛ばした"スパイキッズ"の第2作目である本作は、どう見てもレイハリーハウゼンの特撮をオマージュした要素がいっぱいだった。
まずスパイキッズと言えばの子ども向けアドベンチャー感は健在、そこに続編あるあるの主人公たちと同じスタイルを持ったライバルとの対決という鉄板仕様が既視感バリバリなのは否めない。そしてロドリゲス風味のぶっ飛びガジェット多めのアクションが加わるのは前作と同じか。
なら本作は前作とほぼ同じかと言われると違うような気はする、それは今作の舞台となる島や島に生息する合成巨大生物たちがレイハリーハウゼン特撮担当作品"SF巨大生物の島"そっくりのデザインやビジュアルなのでオマージュぶち込み要素が強いからだろう。そして途中で登場するガイコツたちのデザインは"シンドバッド7回目の航海"や"アルゴ探検隊の大冒険"の骸骨戦士が元ネタかと。結局は続編としての魅力は薄いが、ロドリゲスのレイハリーハウゼン愛が強すぎな作品だったのは好き。
ツクヨミ

ツクヨミ