子供の頃から映画を愛し、後に映画に愛されたジャック・ドゥミ。
奥さんであるアニエスの「顔たちところどころ」を鑑賞し、この自由で美しい人を射止めた夫とはどんな人なのだろうか?という興味から鑑賞。
シェルブールの雨傘は観ましたが、ストーリー性より色彩とか楽曲とか、画面の美しさを大切にする芸術家よりの監督👨🎨だったんだなぁと思う。
エイズを患い、死を受け入れて走馬灯の様なこの作品を奥さんに撮ってもらい旅立った彼の人生は、非常に満ち足りたものだったのではないだろうか。
人から止められようと、時代が大変だろうと、諦めることができないほど大好きな何か。
幸せで、美しい映画だった。
2021-8