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サンダカン八番娼館 望郷のmogutanのレビュー・感想・評価

サンダカン八番娼館 望郷(1974年製作の映画)
5.0
定食屋さんでのサキさん(田中絹代)との運命的な出会い。どこまでも優しいサキさんは素性のわからない圭子(栗原小巻)を泊めてあげ娘のように接します。圭子が東京に帰る時に、それまで笑顔だったのに号泣してしまいます。どれだけ孤独な人生だったのか。見ず知らずの若い女性をすんなりと泊めてしまうくらい、凄まじい孤独と共に生きてきたサキさん。だけど新しい畳と襖にはしゃぐ姿は少女みたいです。辛かった人生にも一瞬だけど、幸せな出会いがあったんですね。
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