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ウェルカム・ドールハウスのネットのレビュー・感想・評価

ウェルカム・ドールハウス(1995年製作の映画)
3.5
超絶意地悪監督として有名なソロンズ。やっと見れた。
ある種の戯画。
学校というのは理不尽な場所で、そのことを周りの大人は絶対に感知できない。それ故に理不尽は続き、悪循環を生む。一度悪循環にハマると基本は抜け出せないことをバッチリ描いてる。そして、その状況を救ってくれるのは同年代の人間でしかないのだが、そんな簡単に話は進まない。
ほんの三年の辛抱さ、と人は言う。彼らにとっては過去の三年だが、当人にとっては未だ終わらない現在であって、いかにして長い長い「ほんの三年」を自殺せずに生き抜くかが大事になってくる。地獄だな〜

夜の寝室でのハンマーのくだりが好き。ラルジャンの斧を連想。

モテ男の名前をスティーブ・ロジャース(キャプテンアメリカの正体の名前)にしたのは勇気がある。こんなあからさまを恥ずかしがらずにできるとは。
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