ウェルカム・ドールハウスの作品情報・感想・評価

「ウェルカム・ドールハウス」に投稿された感想・評価

トッド・ソロンズは十数年ぶりに「ストーリーテンリング」以来の作品鑑賞。
この痛烈なブラックコメディ。救いようのない主人公がひたすらに痛い。全く甘さのないシニカルさ。こっちも失笑。徹底してる。
ドーンはこの先も真っ当に生きられない。人生の厳しさ。

このレビューはネタバレを含みます

学校にも家にも居場所のない、ブスというだけで辛い生活を余儀無くされているにも関わらず、強く逞しく生きる女の子の物語。

胸糞要素が多いのは間違いないんだけど、一番の当事者がメンタル強すぎるもんだから何にも言えないよって感じ。
生徒からのいじめ、教師も無能、こんな最悪の環境逃げ出して当たり前だと思ってしまうから。
ドーンの立ち振る舞いは大人びているではないけど、一足先の違う見据え方をしている印象だった。

そんな環境でも年相応の淡い恋心を抱いたり、愛を求めたり、トラブルに見舞われながらも思春期を生きる姿は応援したくなった。
可哀想だねじゃなく、負けないでほしい。
普通世の中を憎んだり拗れたりするものだけど、そうならないドーンは最高に愛おしい。
DVD買って3年ぶりに鑑賞。

メンタル屈強ブス女の残酷青春映画。
ヤンキーくんに「放課後の3時にレイプしてやるから覚悟しとけ」って言われてときめくのは流石にワロタ。
raniko

ranikoの感想・評価

4.5
Ugly

最後の最後まで1ミリも報われないドーン

ブスブスブスブスうるせえなあ!
何も知らないくせに
よくもあんなに人のことああだこうだ言えるよね
大人のくせに親も教師もくそ役立たず

最低最悪な世界の中で
たった一人で戦ってるドーン誰よりも
ひたすら愛おしいよ

何言われても何されても
一度も泣かずに頑張って生きてるドーンを観て
今日も適当に一日やり過ごそうって思える

チョコケーキのシーンが一番腹たった
なんて最低な家族なんだ
なぜ誰もドーンを見ようとしないんだろう

イライラしたし
人生最低って思ったけど
頑張って生きていこうって思った

なんなら小学生の時に見たかったけど

英語字幕で鑑賞
7年ぶりに観た。
「愛してるよ、ドーン!」って皆から夢の中で言われるシーンとディズニーワールドへと向かうバスの中で歌うラストシーンの哀し過ぎる味わい深さ…。
サリー

サリーの感想・評価

3.5
もっとコメディぽい感じかと思ってたらめちゃくちゃ残酷じゃないか…みんな酷すぎるでしょ!!!!!

家出して路上で寝てる時に見た夢に出てきたドーンの愛されたい気持ちがわかった瞬間めちゃくちゃ切なくて苦しくなった….
baby

babyの感想・評価

3.6
確かにこの作品はクセになる。
そして、ドーン。
彼女の静かな反抗や、行動が
もう最高。

ディナーインアメリカを先日鑑賞して
パンフレットのまどかさんの
コラムにこの作品の名前があったので
鑑賞してみたんだけど、
確かにあの食卓囲む感じとか、
独特な音楽とか、結構同じ空気感が
ある作品だなぁと感じた。

何がいいって、このスクリーンの中の
世界はどうしようもなく最低で幼稚で
世界がみんな小学生ぐらいの思考で
止まっているように描かれている。
正直、こんなクソみたいな世界の
中に生きてられないよって思うけど
ドーンはその中で生きてる。
しかも、だからといってドーンが
優しくて、可愛くて、いい奴って
訳でもなく、ただその世界で他の人を
冷静にみるかのように過ごしている。
そして肝心の彼女自身は自分のことを
無碍にしていないし、応援したくなる
ヒロインだなって思った。

一瞬このスクリーンの中の世界の
不条理さに辛くもなったけど
この世界観あってこその作品だと
思ったし、唯一無二な作品でした。
leyla

leylaの感想・評価

3.9
いじめられっコ中学生女子のとことん救われない胸糞映画なんだけど、これが社会や人生の本質だよねってことを面白く見せてくれる。

シニカルなユーモアに包まれたこの世界観、好きです。リアルさの見え隠れがちょうどいい塩梅。
評価の分かれる作品だろうけど、こういう作品があるのもまた映画の面白さだなと思える。

親は可愛い妹ばかりを愛してるし、女子にも男子にもいじめられ、どん底の主人公ドーン。救いがない。

ブスと言われていじめられる主人公の性格がブスなのがいい。
いじめられっ子がみんないい子なわけじゃない。

妹に嫉妬してイジワルしたり、好きな年上男子にしつこく言い寄ったり、とにかくめげない彼女の図々しさが希望でもある。

図太く生きてるってカッコいい。

いじめっコのブランドンが実はイケてないし、好かれてないってのも現実的。好かれてない2人の恋愛がどこかリアル。

何より、ダサさのセンスが最高!
ファッションや登場人物が絶妙にダサい。
どこに売ってるの?ってワンピや大きなボンボン付きヘアゴムなど、ファッションが一周回って可愛いかった。

音楽もよかった。クラシックの使い方や劇中で演奏するバンドの曲がイケてなくてウケます。センスのいい監督だな〜。

今作は、この監督の中ではまだ優しい方の作品なんだろうなと察する。他のも観たい!
春

春の感想・評価

4.3
他の青春映画と全然違うし誰のため何のためにこの映画作ったんだ…?って終始思いながら見てたけど、時間経ってからもう一回この映画のこと考え直してみたら、私のためなのかもしれないと思えてきた。
似太郎

似太郎の感想・評価

4.2
「ドーン」っていう女の子の名前がいいね。ドーン。眼鏡でチビでブスという容姿の報われないティーンエイジャーである。

その主人公のドーンが毎日、周囲の人間に虐められてばかりで映画全体に救いがない。徹底的に彼女(他所者)を排斥!排斥!である。まるでナ○スによるユダヤ人イジメのよう…。

しかし観ていて何故か心が温かくなるのは何故だろうか?。彼女の生きる日常はたしかに地獄であり悪意に満ちているが、そんな中でもどうにか前向きに健気にやっていこうとする少女、ドーンの姿を見ると不思議と勇気づけられる。😭

決してキッチュとか悪趣味な映画とかではなく、ほんわかとしたムードの青春コメディの佳作だと思う。できれば彼女(ドーン)を主役にした続編を作って欲しいと切に願う。
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