エノモト

ジャッカルの日のエノモトのレビュー・感想・評価

ジャッカルの日(1973年製作の映画)
4.0
ドゴール暗殺を企む殺し屋と警察の攻防を描いたサスペンス。

ドゴールは実際にもアルジェリアの独立を認め、極右の過激派組織から命を狙われていました。度々暗殺やテロの標的になっていたみたいで、かなり今作は当時の情勢に忠実なんじゃないかと思います。

殺し屋ジャッカルは偽装パスポートでイギリスから厳重な警備体制のフランスに入国するところから始まり、一方で警察側は「ジャッカル」というコードネームの殺し屋がドゴールを狙っているという情報しかわからないところから地道に犯人を絞っていきます。

包囲網を巧みにかいくぐっていく暗殺者ジャッカルと段々と手掛かりをつかんで迫っていく警察双方の視点から描かれていて、ドキュメンタリータッチなのでリアルで息詰まる攻防戦を観ることができます。
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