とぽとぽ

脱出のとぽとぽのレビュー・感想・評価

脱出(1972年製作の映画)
3.5
ダム開発によって湖となって消えゆく川や町が象徴するアメリカの自然

バート・レイノルズ × ジョン・ヴォイト = 生粋のサバイバリスト精神(?)を持った超人ルイスと視点人物エド、そして愉快な仲間たち(??)。満たされたサバイバル素人。…そのはずがまさかのルイスが途中棄権(?!)。思い上がるな、自然には勝てない。便利な世の中にはしっぺ返しが待っている。…なんて格好良いこと言って頼れそうだったのにな〜。狙うは音もなく撃ってくる復讐の前歯なしスナイパーか。なぜ俺と来た?必要な物はなんでも手に入る。思ったような作品とは少し違っていたけど楽しめた、面白かった。ただ問題点としては、山男敵キャラたちの描き方が時代もあって、同性愛嫌悪みたいに映ったから残念。何を話した?こいつらは絶対に怪しい。じきにこの川が真実を語るだろう。罪/業を背負う人間という点に例えばコーエン兄弟やヒッチコックなんかも少し思い出した。

教訓:自分(たち)に不利な状況証拠しか無くても本当にやっていない正当防衛なら尚の事、真実を語った方が後々良い

勝手に関連作『激流』『ザ・スナイパー』『クライムダウン』
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