地球外生命体

精神の地球外生命体のレビュー・感想・評価

精神(2008年製作の映画)
4.0
“落下傘候補”や“どぶ板選挙”といった日本の地方選挙の内幕をとらえ、海外でも注目された『選挙』の相田和弘監督が、精神科を舞台にそこへ集う患者たちを真正面から捉えたドキュメンタリー。

外来の精神科診療所「こらーる岡山」に集う様々な患者たち。病気に苦しみ自殺未遂を繰り返す人もいれば、病気とつきあいながら、哲学や信仰、芸術を深めていく人もいる。涙あり、笑いあり、母がいて、子がいて、孤独と出会いがある。そこに社会の縮図が見える。

代表である山本昌知医師のモットーは、「病気ではなく人を看る」、「本人の話に耳を傾ける」、「人薬(ひとぐすり)」。精神科病棟の鍵を取り払う運動にも取り組んできた「現代の赤ひげ」とも言える彼は、患者たちが地域で暮らしていける方法を模索し続けている。

★第59回ベルリン国際映画祭2009 
フォーラム部門 正式招待
★釜山国際映画祭2008 
最優秀ドキュメンタリー賞受賞
★第5回ドバイ国際映画祭2008 
最優秀ドキュメンタリー賞受賞
★香港国際映画祭2009 
優秀ドキュメンタリー賞受賞
★マイアミ国際映画祭2009 
審査員特別賞受賞
★ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭2009 
宗教を超えた審査員賞受賞
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