地球外生命体さんの映画レビュー・感想・評価

地球外生命体

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テリファー 終わらない惨劇(2022年製作の映画)

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ハロウィンの夜に現れたピエロ姿の殺人鬼アート・ザ・クラウンが巻き起こす惨劇を描いたホラー『テリファー』の続編。

脚本家、プロデューサー、特殊メイクアップアーティストとしても活動するダミアン・レオーネ
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

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長女が見つけた謎の卵の孵化をきっかけに起こる恐ろしい事件により、家族の真の姿が浮き彫りになっていく様を描いたフィンランド製ホラー。

監督は世界の映画祭で短編作品が高い評価を受け、今回が長編デビューと
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容疑者、ホアキン・フェニックス(2010年製作の映画)

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ホアキン・フェニックスが自ら仕掛けたドッキリで、歌手転向を発表しラッパーを目指す自身の姿と、その様子に驚かされる人々の様子をとらえたドキュメンタリー。彼の義弟であったケイシー・アフレックの初監督作。>>続きを読む

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

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『指輪物語』の著者J・R・R・トールキンが現代英語訳したことで知られ、中世文学の最高傑作との呼び声も高い14世紀の作者不明の叙事詩 【サー・ガウェインと緑の騎士】を、『スラムドッグ$ミリオネア』『LI>>続きを読む

Dear Pyongyang ディア・ピョンヤン(2005年製作の映画)

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在日コリアン2世の映像作家ヤン・ヨンヒが、自らの家族を10年間にわたり撮り続けたドキュメンタリー。

大阪市生野区で両親と暮らすヤン。朝鮮総連の幹部として人生を“祖国”北朝鮮に捧げた父は、30数年前に
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愛しきソナ(2009年製作の映画)

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前作『ディア・ピョンヤン』がベルリン国際映画祭最優秀アジア映画賞を受賞するなど、高い評価を受けた在日2世のヤン・ヨンヒ監督によるドキュメンタリー。

帰国事業により1970年代に北朝鮮に移住したヤン監
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スープとイデオロギー(2021年製作の映画)

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『ディア・ピョンヤン]などで自身の家族と北朝鮮の関係を描いてきた在日コリアン2世のヤン ヨンヒ監督が、韓国現代史最大のタブーとされる【済州4・3事件】を体験した母を主役に撮りあげたドキュメンタリー。>>続きを読む

レッド・ファミリー(2013年製作の映画)

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韓国の鬼才キム・ギドクが製作と脚本を手がけた社会派ドラマ。

幸せな暮らしを送っているかに見えるが実は北朝鮮工作員による擬似家族と、その隣人であるケンカの絶えない韓国人家族。対照的な2つの家族の交流を
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アネット(2021年製作の映画)

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鬼才レオス・カラックスが、アダム・ドライバーとマリオン・コティヤールを主演に迎えたロック・オペラ・ミュージカル。スタンダップコメディアンのヘンリーと一流オペラ歌手のアン、その2人の間に生まれたアネット>>続きを読む

書かれた顔(1995年製作の映画)

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『ラ・パロマ』など退廃的な映像美で知られるスイスの映画監督ダニエル・シュミットが日本で撮影を敢行し、歌舞伎役者・坂東玉三郎に迫った作品。

【鷺娘】【大蛇】【積恋雪関扉】などの舞台映像や、芸者に扮した
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ジュリア(s)(2022年製作の映画)

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ピアニストを目指す女性ジュリアの人生を、些細な選択の積み重ねによって分岐した4つの展開で描いたドラマ。

『ピアノ調律師』でセザール賞短編映画賞を受賞したオリビエ・トレイナー監督の長編デビュー作。
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べネシアフレニア(2021年製作の映画)

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『気狂いピエロの決闘』で第67回ベネチア国際映画祭の監督賞・脚本賞を受賞したスペインの鬼才アレックス・デ・ラ・イグレシアが、近年社会問題化している【オーバーツーリズム】を背景に連続殺人鬼が引き起こす惨>>続きを読む

旅愁(2019年製作の映画)

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異国の地・日本でそれぞれの葛藤や思いを抱えながら生きる3人の男女の揺れ動く感情を描いた青春ラブストーリー。

監督・脚本は、本作が初長編となる呉沁遥。

東京で民泊を営む中国人の青年・李風は、近所で個
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聖者の午後(2012年製作の映画)

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ブラジルの大都市サンパウロを舞台に、漠然とした不安を抱えながら生きる30代男女の日常をつづった人間ドラマ。

経済成長から取り残された若者たちが直面する厳しい現実を、本作が長編監督デビューとなる新鋭フ
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映画よ、さようなら(2010年製作の映画)

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老朽化と観客の減少により、閉館の憂き目に遭うシネマテーク=フィルムライブラリー。そこに勤める1人の男の姿を通して、フィルムで撮影された映画やシネマテークにオマージュをささげる。

監督は『アクネ AC
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エッセンシャル・キリング(2010年製作の映画)

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ポーランドの巨匠イエジー・スコリモフスキ監督が83分間セリフなしで撮り上げ、第87回ベネチア国際映画祭で審査員特別賞、最優秀男優賞を受賞したサバイバルアクション。

アフガニスタンで米兵を殺害したアラ
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幸せのバランス(2012年製作の映画)

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たったひとつの過ちから人生を崩壊させていく男の姿を通し、現代社会に生きる人々の不安定さを浮き彫りにした人間ドラマ。

40歳のジュリオは妻や子どもたちに囲まれて順風満帆な人生を歩んできたが、職場の同僚
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ミューズ・アカデミー(2015年製作の映画)

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『シルビアのいる街で』などで知られるスペインのホセ・ルイス・ゲリン監督の長編作。

バルセロナ大学の哲学科を舞台に、実在するイタリア人教授ラファエロ・ピント教授が、ダンテの「神曲」における女神の役割を
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ポルト(2016年製作の映画)

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ジム・ジャームッシュが製作総指揮を務め、ポルトガル第2の都市ポルトを舞台に、異国の地で再会した孤独な男女を描いたラブストーリー。

ジェイク役に2016年に自動車事故で亡くなったアントン・イェルチン。
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イマジン(2012年製作の映画)

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ポルトガルの古都リスボンを舞台に、視覚障害者診療所の教師と教え子の淡い恋を、研ぎ澄まされた音響設計と自然光を利用した映像美によって描いたラブストーリー。

監督は、長編デビュー作『目を細めて』(200
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静かなふたり(2017年製作の映画)

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イザベル・ユペールの娘であるロリータ・シャマ主演によるラブストーリー。パリに上京してきたばかりの孤独で不器用な27歳の女性がどこか謎めいた古書店の老店主と不思議な心の交流を繰り広げるさまを、独特のタッ>>続きを読む

やすらぎの森(2019年製作の映画)

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カナダ・ケベック州の深い森で静かに暮らす年老いた世捨て人たちの姿を描いた人間ドラマ。

監督は本作が3本目の長編劇映画となるケベック出身のルイーズ・アルシャンポー。

カナダ・ケベック州、人里離れた深
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ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの(2012年製作の映画)

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独自のルールにのっとり5000点以上のアート作品を収集してきたニューヨークの夫婦を追ったドキュメンタリー『ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人』(2008年)の続編。

ニューヨークの小さなアパー
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ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人(2008年製作の映画)

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ニューヨークの小さなアパートで暮らすアート収集家夫婦を追ったドキュメンタリー。

郵便局員のハーブと図書館司書のドロシー夫妻は、自分たちの給料で買える値段であること、そしてアパートに収まるサイズである
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チェコ・スワン(2015年製作の映画)

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チェコの田舎に暮らす老婦人たちのダンスチームが、バレエ『白鳥の湖』を踊るまでの軌跡を追ったドキュメンタリー。

短編作品でカンヌ国際映画祭の受賞歴をもつ新鋭アレクサドラ・テルピンスカ監督が、スローライ
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ユーリー・ノルシュテイン《外套》をつくる(2019年製作の映画)

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『話の話』『霧の中のハリネズミ』など数々の名作を生み出したロシアを代表するアニメーション作家ユーリー・ノルシュテインを追ったドキュメンタリー。

監督はノルシュテインと古くから交流を持つ『セシウムと少
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アンノウン・バトル 独ソ・ルジェフ東部戦線(2019年製作の映画)

2.9

1942年11月、モスクワ近郊まで進軍していたナチス・ドイツ軍に対し、ソ連赤軍が反撃を試みるも、戦線を突破できず、およそ130万人もの犠牲を出してしまったとされる【ルジェフ会戦】。あまりに多くの犠牲者>>続きを読む

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

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毎年の本公演で1万5千人を動員する人気劇団【ヨーロッパ企画】の短編映画『ハウリング』をリブートした劇団初となるオリジナル長編映画。

原案・脚本を劇団の代表である上田誠、監督を劇団の映像ディレクター、
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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

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2012年に逝去した若松孝二監督が代表を務めていた若松プロダクションが、若松監督の死から6年ぶりに再始動して製作した一作。

1969年を時代背景に、何者かになることを夢みて若松プロダクションの門を叩
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不都合な記憶(2024年製作の映画)

3.0

石川慶監督が、伊藤英明と新木優子を主演に迎えたSFサイコサスペンスロマンス。理想を追求する夫とアンドロイドの妻の歪んだ愛のかたちを描いた。

『愚行録』『蜜蜂と遠雷』『Arc アーク』でも石川監督とタ
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マイアミ・バイス(2006年製作の映画)

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80年代に一世を風靡したTVドラマ『特捜刑事マイアミ・バイス』(84~89)を、当時製作総指揮として携わっていたマイケル・マン監督が巨費を投じてリメイク。

TVドラマにあった陽気さは払拭され、近年の
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ハプニング(2008年製作の映画)

3.2

M・ナイト・シャマラン監督が、何の前触れもなく突然起こった人類滅亡の危機をサスペンスフルに描いたパニック大作。

アメリカ全土からミツバチが姿を消すという異常現象が発生した直後、これに呼応するように、
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リアル・フィクション(2000年製作の映画)

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キム・ギドク監督による長編第5作。脚本を書いたキム・ギドクを総監督として 、12人の監督によりオムニバス的にシーンを撮影し、3時間20分ですべての撮影を終わらせたという、韓国映画史上最短記録する作品。>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

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第61回岸田國士戯曲賞受賞の上田誠率いる人気劇団【ヨーロッパ企画】が手がけたオリジナル長編映画第2作。

国内外で高評価を得た長編映画第1作『ドロステのはてで僕ら』に続いて上田が原案・脚本、同劇団の映
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ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

3.3

2012年、500年にわたり行方不明だった英国王リチャード3世の遺骨発見の立役者となった、主婦でアマチュア歴史家女性の実話をもとに撮りあげたヒューマンドラマ。

脚本・製作を務めるのは、フィリッパの夫
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幻滅(2021年製作の映画)

3.4

19世紀フランスの文壇を代表する文豪のひとり、オノレ・ド・バルザックが書き上げた『人間喜劇』の一編、『幻滅—メディア戦記』を映画化。

2021年・第78回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。
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