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「精神」に投稿された感想・評価

すー

すーの感想・評価

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大学のゼミに想田さんが来るって話があったのに参加できなかったの今思うと凄いチャンスを逃しちゃったのだなぁ

このレビューはネタバレを含みます

外来の精神科診療所「こらーる岡山」に集う様々な患者たちを観察するドキュメンタリー。当時は小泉政権のもと、「障害者自立支援法」が可決された2005年秋。自立や自己責任を強調される生きにくい時代に突入する中、人々が目を伏せていた現実をしっかりと映し出す。
山本昌知医師の態度は診療所の事務員とは違い、患者との区切りをしっかりしている。しっかり聞いているのかなんとも言えない相槌で、自立を保ち、患者と話す。映画を観ているだけで感情移入してしまう私にはできない所業。それでいて患者を助けたいという強い精神が他者に伝わっている。背中で語る男。
土日に出歩くのが億劫の人達にきっかけを与えられるよう、イベントチラシを壁に貼る。決めては「いかに安いか」。安定した収入を得られず、医療費を払い続けている故に精神的に肩身が狭くなっていく。仕事どころか家事さえできない。大体が生活保護で、それでも家庭を持つ者は飯を食えない時もある。
山本医師のような、しっかりと患者と話を聞き、処方箋も与えるところは中々ない。今はクリニックだと医師と話す時間は5分弱、90分のカウンセリングを受けると1万は軽々飛ぶ。それを毎週受けると金銭面の不安が遅い、通わなくなることもざら。ここ数年はメンタルヘルスの需要も増えたが、設備はまだまだ。
Wednesday

Wednesdayの感想・評価

3.0

精神病患者とその先生のドキュメンタリー。

ギリギリまで追い詰められていた友人が数人周りにいたので、あの時どうしてればよかったのかなぁと答えを探す気持ちで見てたけど途中、カメラを前に話せてる時点ではまだ大丈夫だよなと気づいてしまった。
最後の方はちょっと辛いところもあって、全体的に精神がやられた。

あと基本的に何を言ってるか聞き取れない人が多くてそれがだいぶキツかった。

ポエムを読み合うシーンとってもよかったな
これが「現実」。

そしてもうひとつ知っておいて欲しい「現実」。それはこんな「ダイヤモンドを輝かせるだけの更に素晴らしいダイヤモンド」のような先生に診てもらえる事は、今の現状。殆んど皆無だという事。

健常者の方は耳慣れないであろう「自立支援法」という言葉が作中に出てきたと思います。「負担0から1割負担になる事によって、安い薬を選んだり、通院しなくなったりするのではないか?」と支援者さんが、話し合いの場で(女性)しっかりと懸念されています。ここを森監督は何となく写したのではありません(私はそう確信しています)。

何故なら、国の作ったこの耳障りの良い「障害者自立支援法」(あえて当事者として害の字を使います)※旧32条
によって、私たち障害者の自己負担額は増え。健常者であっても不景気な中、雇用は限りなく狭まり。周囲のムードは年々、根性論一色に包まれていき。生きにくくなるだけだったからです。正に上記の支援者さんの懸念どおり、いやそれ以上に不自由にななりました。

「消費税増税は福祉サービス補強に充てるため」と今現在与党・自民党が公約として掲げた上での「消費税増税」だった事すら、どれ程の有権者が記憶しているでしょうか?
そして、今もなお粛々と消費税だけが上がり、福祉財源がどれだけ削られているか、知っている人となると。さあ、どれくらいいますか?

勘違いして欲しくないのは、私は政権批判をしたいのではありません。

今はギリギリで踏ん張っているような気がしても、明日職場でバッタリ倒れて「重度のうつ病ですね」。と宣告されるかもしれない。その後、別の精神疾患を幾つか併発し『陸で溺れ死ぬとはこの事か…』と地獄のような日々を寝たきりで数年過ごす事になるかもしれない。

「ちょっと眠れない程度」「ちょっと痩せてきた程度」「まだ頑張れる」「自分が精神病になんてなるわけがない」「精神科なんて恥ずかしい」「甘えてるだけだ」

少なくともそんな風に思っている限り、いつまでもあなたは「カーテンの向こう側」からしか、可愛そうな人ととして私たちを見る事は出来ないでしょう。過去の私がそうであったように。

だから、消費税が本来何故上がる事になったのかすら知らないし、そもそも「自分には関係ない」のです。カーテンのあっち側の話だから。

だから私が常々、精神疾患もので「感動した」とか簡単に言ってるのに虫酸がはしる云々とレビューしているのは、これなのです。安全地帯に居ながらにして見世物小屋気分でいるのが見え見えだからです。

昔の無知で幼稚な自分を投影するようで、民度の低い健常者と話すとほとほと嫌になる時があります。

病んでからの方が人の気持ちを深く思いやれるようになりました。
これは強がりでもなんでもありません。
素直な私の本音です。

追記
そもそも「健常者」カテゴリーに属しているけれど、確実に長年「障害者」カテゴリーに属している私から見て「健常者のフリをした無治療のままの障害者」は街中に割とゴロゴロ転がっています。その方が怖いと思います。あなたは胸を張って「私はまともな人間だ!」と言えますか?案外カーテンのこっち側の人間なんじゃないですか?・・・無自覚なまま放置されているだけで。
大大

大大の感想・評価

3.8
ベテラン心理療法士が運営する心理療養施設こらーる岡山に密着。

患者はなぜ精神を病んだのか?健常者と精神病患者の違いは何なのか?そもそも違いがあるのか?誰が区別しているのか?

こらーる岡山に通う人たちの素顔をさらけ出すドキュメンタリー。
kurumi

kurumiの感想・評価

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「優しいゆう字は"イ"に"憂"と書くじゃろ。
 憂いが多い人ほど優しいゆうて」
ルルド

ルルドの感想・評価

4.0
「その人のことは、その人に聞くのが一番」

ま、そうゆうことです。

「疾患」=「病苦」ではないことは多々あり、その人が何に苦しんでるのかは本人にしかわからないとも思います。
現実は人それぞれ。
精神を病んでしまった知人。

そんな世界に身を置いてたのね。

生きた教科書。

筆舌に尽くしがたい。
壁

壁の感想・評価

3.8
「追悼」に重みありすぎるから、それまでの2時間がフリになってしまうかんじがしてしんどさを覚えた
tsui

tsuiの感想・評価

3.8
淡々と映し出される映像を通して、観客が持つ障害者に対する意識を抉り出してくるような映画だった。もちろん観察映画とはいえ中立であるわけがないのだけど。
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