このレビューはネタバレを含みます
冴えなすぎる主人公が突如殺し屋に狙われる。謎の女に助けられるも、実は諸々、赤子の頃に消息をたっていた父親のせいと判明し色々と巻き込まれるという主人公踏んだり蹴ったりな映画。
ある種ポスター詐欺。
吹き替えが独特の会話術を持ってるタレントというのもあり、見ない方がいいと言われてた映画だったが内容は全然そんな事はなく、むしろ個人的に面白い部類の映画だった。
(まぁ字幕で見たのだが)
始まって30分。ウェスリーが気持ち切り替えるシーンにはスカッとした。
うまくいえないが、キタキタキタ!って感じ。
ただ特訓(お直し)シーンはグロ苦手の為、ヒヤヒヤしながら見てた。
冒頭の日常シーンでのウェスリーの身体の異常さはなるほどと思った。
上司にいびられ彼女は親友に寝取られるという結構な胸糞シチュだと、そりゃストレス過多でパニック障害にもなるわ。と思ったが、もう一つの理由を聞いてからそう見えるようになるのは、良くある技法だが感心した。
父親の背を追う展開は分かるのだが、ウェスリーの心情的にはもう少し決め手となる理由がほしかったかなぁと。
暗殺組織の発言や設備すごすぎ。
軌道をねじったり集中力がスゴイと殺しに向いてたり蝋燭風呂みたいなのに浸かれば何の傷でも治ったり、何でもありさには笑ってしまった。ロマンがあって大好きだけれども!!
ウェスリーの心変わりが早い。
決めたと思ったらウダウダ。
ウダウダと思ったら仲間に説得され心入れ替える。の繰り返しだった。
成長してるのかしてないのか分からん感じ。
一般市民への被害がスゴイ。
映画での市民の被害の大きさはよくある事だが、直接的に痛みがあったりむごい表現が多かった。
結構なアラがある。
今まで貫通してなかった弾が、シーンによって貫通したり。
ブーメランちゃうねんから。
シナリオ面をいえば王道ストーリーで後半怒涛のはしょり&詰め込み。ツッコミどころありすぎるけど、アクションのかっこよさと見せ方やオリジナリティが面白くて満足した映画だった。
アクション映画はやっぱり頭空っぽで見るのが良いな!
また見たい!