◆あらすじ◆
マーク・レントンは仲間たちと常時、麻薬に溺れる毎日を送っていた。レントンは何度も麻薬をやめようとするが、失敗してばかりだった。犯罪に手を染めて両親から強制的に麻薬をやめさせられたレントンは新天地で新たな生活をしようと決心するが...。
◆感想◆
マーク・レントンとその仲間たちが過ごす退廃的な人生を描いた作品であり、麻薬の悪影響と悪友の悪影響の両輪が人生を破壊していく様子を観ることができました。
（備忘録）レントンとその仲間たち
（１）マーク・レントン（ユアン・マクレガー）
麻薬中毒者。本作の主人公。
（２）フランク・ベグビー（ロバート・カーライル）
アルコール中毒で喧嘩中毒。粗暴で高圧的。グループのがん細胞。
（３）サイモン／シック・ボーイ（ジョニー・リー・ミラー）
麻薬中毒者。他人のものを勝手に自分のものにする。
（４）スパッド（ユエン・ブレムナー）
麻薬中毒者。頭はあまり良くないが人が良くて裏切らない。
（５）トミー（ケヴィン・マクキッド）
健康優良児でリジーという彼女がいる。嘘をつかない。
ストーリーはレントンのナレーションで進んでいき、彼の視点で進んでいきます。しかし、レントンもかなりのワルなので、感情移入は全くしません。ストーリーのテンポは悪くないが、麻薬やトラブルまみれのストーリーは破滅的で希望が見えないものなので、観ていて少し嫌悪感がありました。
本作のトラブルメーカーのベグビーとシック・ボーイは二人とも極端に自己中心的で、特にベグビーは悪魔的でとても嫌な男にしか見えませんでした。彼との縁を切らない仲間たちの気持ちが私には分かりませんでした。
私にはあまり合わない作品でした。確かにオリジナリティに富んだ作品なんですが、どこに面白みを感じていいか分からなかったです。
鑑賞日：2024年3月13日
鑑賞方法：BS-TBS
（録画日：2023年4月22日）
