とにかく理屈抜きで好きな映画。生涯のダントツベストムービー。自分が好きなものが明確化したきっかけになった映画で、今までの人生で何十回も鑑賞してきた大切な作品。
ユアン・マクレガーとダニー・ボイルという、好きな俳優と好きな監督。そして舞台がスコットランドで、大好きなイギリスで撮影された作品、且つ音楽がとんでもなく素晴らしいとなると、非の打ち所がない。そこに青春コメディをベースに、ドラッグ・セックス・バイオレンスという退廃的な雰囲気が重なると、もう減点ポイントは無し。
その中でも、やっぱ音楽が好きで、オープニングのLust for lifeをバックにした爆走がカッコいい。そして、New OrderのTemptationをダイアンが口ずさむシーンとか、ラストのベグビーのタバコの煙からのBorn Slippyがフェードインする演出とか、もう最高。ラストのDamon AlbarnのCloset Romanceまで完璧な選曲。
本作はそもそもクールブリタニアということで、90年代のブリットポップの中心的存在。本作では80〜90年のイギリスの過渡期、息遣い、生活感、若者文化もよく分かる。
adidasの赤いガッツレーと白コンバースを真似して買ったのは良い思い出。