ばんてふ

虹の女神 Rainbow Songのばんてふのネタバレレビュー・内容・結末

虹の女神 Rainbow Song(2006年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

・期待していたものがドンピシャで来た感じ。

・市原隼人がホントにイケメン。美しい。岸田の、どんな人にでも明るく接しているところとか、肝心なところで鈍感なところとかが表現できていた。

・光の暖かい感じがとてもよい。すごく綺麗なものに思えるし、思い出の美化された感が出ている。どんな思い出もいいものに思えてくる感じ。

・すでに死んでしまった友人がビデオに出ている、という不思議な感じが伝わる。懐かしいとか、今から振り返るとこの時、彼女は一体何を考えていたのだろう、とか改めて考えてみたりして

・なぜ自作映画を流すシーンを長めに使ったかというと、最後の「終わったのは私だけだった」というセリフを際立たせるため。→あおいの死んだ後に観るとセリフが現状と重なる

・虹というワードがタイトルにも出ているし、作中でもなんども出てくる。まっすぐな虹というものが2人を繋いでいた。

・田中圭がちょい役なのが面白感じた。


・岸田がアタックする様子をソワソワしながら見守るあおいから大学生感を感じた

・お互い心を許し合った仲であるがゆえに、逆に恋人関係にはなれなかった。あおいは岸田のことが好きだけど、関係が変わってしまうことを恐る

・あおいが死んだ後も、あおいを思い続けるのがなんか特別な感じがした。何年間もサークルで一緒に活動して、2人にとっては男女の関係差し置いて、すごく仲がよくなったのだな、と。今の自分には無い繋がりだ。羨ましい。缶を蹴りながら2人で歩いたり、真昼間の部室で夢について語り合ったりして。

・最初はストーカーって設定を知って、引き気味だったがすごく明るい人格だったから楽しく観れた。後半に入ると岸田がストーカーであることを忘れてしまった。

・話の順番が時系列順ではないのが面白かった。急に、ジュピターが流れて、フイルムの映画の映像に切り替わったと思ったら、過去の章に入って、次の章に入ると映画の冒頭部に繋がる。おーと思った。

・ジュピターが流れたのは流石に急過ぎた気がする

・蒼井優の妹感ハンパない

・岸田のあおいに対する態度はストーカー時代の時と少し違うが大体変わらないままな気がした

・岸田はあおいに恋愛感情を持っていたのかどうか。ラストシーンでいろんなものが見つかって、あおいの気持ちに気づくが岸田はやはり引き止めたほうが良かったのか

・ラストの河原と夕日のシーンはよかった。そこまで珍しい風景ではないが、そこが逆に良かった。自分でも見れる景色。

・携帯の電源が切れて映画が終わる。なんか、スッと終わった感じ。あ、終わったんだなって。

・自分の送った画像が待ち受けにされていると嬉しいだろうな

・この映画はまた観たい。そして次は泣けるようになりたい
ばんてふ

ばんてふ