虹の女神 Rainbow Songの作品情報・感想・評価

「虹の女神 Rainbow Song」に投稿された感想・評価

こんなシーンを入れたい、あんなカットがあったら面白いと、決まったラストに向かって繋ぎ合わせているような感じ。監督を含めたスタッフは大学の映画研究会の独特な雰囲気を知っている人が多そうだ。そういう脚本だったかもしれないけど、強い思い入れが伝わってきて引いてしまった。

役者の存在感はあった。
まだ外見でしか女性を判断できない未熟な男の子。素直になれない不器用な女の子。
リアルなセリフまわしに
自分と重ねたり懐かしいと思えた人には良い作品かもしれない。しかし残念ながら私はこの子演技上手いなーなんて見ていた。

エンディングに流れた主題歌は初めて聞いたけど、声で種さんだとわかった。
昔、彼女のコンサートへ行ったこと、大好きだった彼女の曲も思いだした。
久しぶりに声が聞けて嬉しかった。

2011/5/6



中学生の時TSUTAYAで家族に内緒でこっそりレンタルして見た映画。全然こっそり見る映画ではないけど。笑

私はこの映画を見て、こんな大学生活がしたいと思った当時の記憶を思い出した。
自主制作映画っていいなあ

上野樹里と市原隼人、この時にしか出せない表現をしていてこれからも思い出すたびにまたふと見たくなる!
ゆのん

ゆのんの感想・評価

3.4
この頃の市原隼人は本当に最高だった。かわいくて透明感があって、私の中で存在がファンタジーの世界の人ってかんじだった。
リリィシュシュ、天使の卵を見てから虹の女神を見てどハマりした。話自体はあまり印象に残らないが、きれいな映像に音楽も合っていて雰囲気の良い映画だったと思う。
Baad

Baadの感想・評価

5.0
日本映画でこんなに映画らしい映画を観るのは何年ぶりでしょうか。この映画を見る直前まで、週1本はみているニール・ジョーダンのイギリスで撮った作品群と比べて、邦画にはなんとキレの悪い編集のへたくそな映画の多いことよ、と嘆いていたのですが、本当に剛速球級の直球映画を久しぶりに観たという感じです。
映画とは、物語を語る以前に、記憶と時間を語るのに優れたメディアである、ということを改めて思い知らされました。
特に、編集の旨さはすばらしく、ストレートで単純な物語なのに、見終わってからしばらく涙が止まりませんでした。

原案・桜井亜美というのを、原作・~と読み違えていて、小説が原作にしてはずいぶんと上手でこなれた脚色だな、と思ったのですが、あくまでオリジナルの映像作品として撮られたものなのですね。
この世界は活字では表現できないと思いました。

比較的セリフの少ない映画ですが、映像と編集で十二分に物語が語られているので、その少ないセリフでさえ、時には蛇足に感じられました。
劇中で上映される8mmはあおいの気持ちが全部見えてしまうような力のこもった映像で、あそこで全編見せるのは反則技かな、と思ったほど。
学生の自主映画って普通あんなに表現力高くないですよね?筋はありがちだと思いましたが・・・

それにしても、実際にも若い頃はありがちですよね。周りはからよく見えていることなのに、本人たちだけが自分たちの気持ちに気づかないって・・・

見方によっては難しく思える映画だと他の方のレビューを読んで判りましたが、迷っている方には、取り敢えずは、一度は映画館で観ておいたほうがいいよ、とお勧めしておきます。滅多にない傑作ですし、映画館で集中してみた方が見逃す部分が少ないだろうと思いますので。

(初公開時劇場鑑賞)
2298

2298の感想・評価

2.6
全く響かなかった。
純粋な気持ちをどこかに置いてきてしまったのかもしれないです。
やす

やすの感想・評価

4.2
『おと・な・り』『君に届け』の熊澤監督が『ニライカナイからの手紙』の次に岩井俊二のプロディースで作られた映画。

filmarksの評価は、賛否が分かれているようですが、私はこれ好きだったなぁ。
岩井俊二っぽいふんわりと霞がかかったような映像。
虹が水たまりに映るシーンがお気に入りです。

映画のADをしているともや(市原隼人)は、毎日怒られてばかりいる。
そんな中、大学時代の友人のあおい(上野樹里)が航空機事故で亡くなったことをニュースで知る。

そこから大学時代の頃に時代は移り、あおいとの出会いや映画サークルに誘われて一緒に映画を撮っていた頃が思い出される。

この映画、作りがうまいなぁと思う。
章ごとに分けられていたり、
前半の亡くなったシーンから、終盤が繋がったり。

制作した自主映画も、後々きいてきます。

淡々と静かに、失くしたものがもう戻らないことに気づく。
それがどれだけ自分にとって大事な存在だったかを知るもどかしさ。
この映画の切なさに私は惹かれたんだと思います。

届かない想いや表にも出ないで消えていく想いに、涙がこぼれました😢
なんとなく岩井俊二監督っぽいと思ったら、ペンネーム網野酸で、若手を指導して作られた脚本だった。
岩井俊二監督が主宰するプロジェクト”プレイワークス”宛に、大量に送られてくる素人小説の中から選ばれた作品。

ホルストの組曲「惑星」の使いどころがめちゃダサい(笑)
でも、どこか憎めないところがある。
映画を作る映画は大当たりもなければ、大外れもない。
青臭いが、無難と言っちゃ無難。
ブッチ

ブッチの感想・評価

3.9
全然期待してなかったんだけど、色々シンパシー感じちゃって、泣くわーってなった。
好きな人にさ、お前は映画の仕事しなよーとか言われたら嬉しいし、凄い後押し、勇気になる。
2021_100
のだめ前?の上野樹里。
市原隼人もこの頃めっちゃ好き、こういう髪型したい。
若かりし頃の蒼井優は、今の奈緒とかを彷彿とさせるなあ。

このレビューはネタバレを含みます

この作品では特別な出来事は起きない。あるのは誰かの日常と別れ。
永遠に続きそうな毎日が薄く層を重ねるような感覚。作品を通して強く感じたそれは、私達が日々生きている感覚にとても近い。まるで人の一生を映画の中にギュッと詰め込んだような、そんな作品だった。

あおいと岸田くんが出会ってから、少しずつお互いを知っていく過程がとても好きだった。段々と距離が近く、存在が大きくなっていく。上手くいかないもどかしさ、じれったさ、意地を張ってしまうところ…2人の心の描き方が繊細で複雑で魅力的だった。

市原隼人、上野樹里が作り出す空気感は、役ではなくて素なんじゃないかと思う程自然。言葉選びと人柄がピッタリ。
そして蒼井優…ほんとに盲目なのかもと感じるほどリアルだった。めちゃくちゃ演技が上手い。

34歳女子について。
「そういう感じね…!」と少し驚いてしまった笑 そのくらい演技が上手かったのだと思う。特に表情。
映画の空気感と市原隼人の演技が一部だけ変わる。一緒にいる人が違うだけでこんなにも違うんだなと思わされた。あおいと一緒にいた岸田くんは本当に嬉しそうに笑っていた。
不思議な虹を見て、最初に見せたいと思ったのは、あおいだった。

この作品の特徴的な部分は、死の描き方が現実の感覚に近いところかなと思う。
冒頭に出てくるあおいの死や亡くなったあおいを迎えに行く家族の姿を見ても、何故かずっと実感が湧かなかった。
映画で誰かが死ぬ時というのは、その終わりの瞬間に向かって全てが進んでいく事が多い。でも、岸田くんとあおいが出会い積み重ねた時間は、常に未来に向かっていた。
誰かを突然失う時、そこにゴール設定や受容期間はない。「嘘でした〜!」と笑って飛び出てくるんじゃないか、と呆然としてしまうと思う。私が感じた「実感が湧かない」という感覚は、まさにこれだったのかなと思った。

届いていた虹の画像と蒼井優の「最後に聞いたのは岸田さんの声かも」「ばかだなぁお姉ちゃんも岸田さんも」という言葉が切ない。ラブレターに書かれた伝えられなかった『好き』という気持ち…。


考えれば考えるほど作品の魅力に気付けるのに、正直1回目はあまりぐっとこなかったから不思議…。泣いたけどさ…。どこか伏線を期待してしまってる自分がいて「そういう観方良くないぞ〜!」となった…。
何回か観ることで、ひとつずつ消化できて、刺さる作品だと思う。刺さる度にスコアを上げていこうと思う。

大事なものを見失いそうになった時、また観てみたい。好きな人には好きと伝え続けようと思った。
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