●あらすじ
家族仲も悪く仕事にも満足していない42歳レスターの死ぬまでの1年間の話。
レスターは娘の友人アンジェラに一目惚れしてしまう。
●感想
ハリボテの幸せ
人によって評価がバラバラなため気になって鑑賞した結果、面白かった。
テンポよく飽きないで見れた!
ケヴィンスペイシーの安定感よ。
銃、ドラッグ、差別、仮面夫婦、アメリカの中流階級の闇を描いた作品。
〝普通である事〟その普通が表すのは幸せな家庭であり、そのために人々は〝見栄〟をはる。
ちなみにアメリカン•ビューティーはバラの品種名で主人公の妻が庭に植えているもの。これも見せかけの幸せを作るためなんだねー。
厳格な妻、やるせない夫、親からの関心をもたれない娘、その隣人に、差別主義者の夫、廃人と化している妻、盗撮が趣味の息子という構図。このイカれ具合が個性を引き立ててて良かった。
おまけに娘の友人はブロンドビッチ。ホラー映画なら営み中に殺される系女子!流石の美貌!
ラストは混沌な展開。
だけど、一人一人の行動を見ていれば、個々の感情が分かりやすい。全く難解ではない。
てか娘役のバーチは子供の頃に見たホーカスポーカスに出ていた子役でびっくりした!
結婚は価値観が合う事を重視しないとねー(笑)