マンソン

アメリカン・ビューティーのマンソンのレビュー・感想・評価

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)
4.7
徐々に登場人物全員が本能のままに欲望を爆発させていく

でもそこには迷いがあったり後悔があったりいろんな形で理性が邪魔をする

最後あれだけ臨んでいたバラの花を目の前にして、踏みとどまれたのは人間らしいと思った

それは彼の中に感性を豊かにする思い出がたくさんあったからだと思う

一方で最後に引き金を引いてしまった彼の心にはそういった思い出がなかった
人間らしい生活がなかった

それぞれの奥さんの表情を見ればそれがはっきりと出ていた

美しいものに触れていれば死を迎えたとしても最後は感謝の気持ちで溢れる

死に向かうまでにどれだけ美しいものに、思い出に触れられるか

だから人間らしく生きていたい
マンソン

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