もちもちぽんぽん

アメリカン・ビューティーのもちもちぽんぽんのネタバレレビュー・内容・結末

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

子供の頃に予告を見て「エッチな映画だ!」という印象を受けたまま、今まで恋愛映画なんだろうなぁと勝手に思っていたが、どうやら違うらしいという事を知り鑑賞。あの曲この映画の曲やったんか!

面白かった〜!
えっちぃと思っていたシーンはむしろ色っぽくてバラと合わさって美しかった。言葉遣いはちょっとお下品だったけど笑 導入から面白そう!な始まり方で、そのままの勢いであっちゅう間にいけた。
娘の友達に恋するパパとか気色悪すぎて無理ぃ…なのに、これからどうなるかが気になって食いついて見てれる。話が進むにつれ犯人候補者増えまくるし、まったくどうしてこうなるどこがアメリカンビューティーやねん芸が上手い。

パパ以外の登場人物もなんか欠けてる寂しい人ばかり。アンジェラはイケてる女じゃ無かったし、リッキーのパパはもうずぶ濡れのチワワだし…、最初に感じたキャラの印象が反対に変わって面白かった。みんな演じていた訳だけど、その演じるようになる経緯を想像できそうな要素が映画の中でポツポツ拾えるのがまた良い。
最初は疲れ果ててたけど、「パパを頼むね」ってお願いに力強く頷いたリッキーのママ好き。

怯えながら処女と言うアンジェラに我に帰るパパ。あの一言で自分が夢見てたセクシー女子から醒めて止めてくれて良かったという気持ちと、それ言われるまで一度も相手がティーンという事頭に浮かばんかったんやなパパ…という気持ち。やっぱ…気色悪いかな…!笑

どうすりゃあの家族は円満に戻れたんかな…。あれは大切なものだったんだなと思い出すのは、大体取り返しのつかない時だよなぁ…