今年初映画はアカデミー賞作品を。
ケヴィン・スペイシーがとにかく不気味(笑)。どの作品でもそんなイメージだが、娘の友達に恋するという役柄によってさらにキモさが増している。そこから筋トレしてジョギングしてハッパ吸うくだりは最高。
しかしキモいのはケヴィン・スペイシーだけではない。観ていくと登場人物全員おかしいのだ。これはアメリカの闇を詰め込んでいるらしく、それをシニカルに風刺している。コメディだと思っていたが、しっかりとしたヒューマンドラマだった。しかし、アメリカの異端っぷりが、日本人からしても割と普通に見えるのが怖い。通ずるところがあるのだろう。
“アメリカン・ビューティー”とは何なのか、とても考えさせられる。