夏休み最後に観た映画。全体的にね!インテリアがとてたまよ!
美醜のバランスが絶妙な映画で色に異常な執着を感じた。特に白と赤に。
窓枠も室内のドアも白。クロスが有彩色だから尚更映える。「最も美しい映像」のビニール袋も白だ。そして、ドアと血とバラの花の赤。
序盤でカメラがダイニングルームの3人に徐々にクローズアップするところが美しくてハッとした。構図とティールグリーンのクロスの鮮やかさたるや。
あるいは、ジェーンの部屋のタンジェリンオレンジの壁紙、ジェーンの後頭部、鏡に映ったアンニュイな彼女、ランプ。結構尺が撮られているだけあり、構図が最高だ。
白とネイビーのカウチのシーンからは彼ら夫婦のスタンスが短くよく表されており、あれが終盤に来たのも良い。
醜いのは、彼らの心であり欲望ではあるのだが、果たしてそれは醜いのか? 真実だろう。崩壊だって美しい。
追伸 リッキーの斜め横顔がマイスイーティに似ていたよ。ドキドキ。