さすらい農場

アメリカン・ビューティーのさすらい農場のレビュー・感想・評価

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)
3.6
THE 恥部
[セブン]で世界を震撼させたケビン・スペイシーが、今度は世界をドン引きさせる。
娘の同級生にうつつをぬかし、瞳が恋する乙女😍になる。
[負け犬]になりたくない妻との関係も冷めきり、家族の心はバラバラ🌹だ。
子供は親の[恥部]を見透かし、いつしか何も求めなくなる。
盗撮癖のあるお隣の青年も、厳格な親の[浅い底]を知り見限っている。
誰もが持ってる[しょーもない裏の顔]

彼の独特な感性はある意味[達観の域]。
枯葉と一緒に風に舞うレジ袋は、無意味だが確かにそこにあるもの。
そこに人生を見るか、ゴミ箱の不在を見るかは個人の自由だ。

美は[有るがまま]に宿る