かおる

恋におちたシェイクスピアのかおるのレビュー・感想・評価

恋におちたシェイクスピア(1998年製作の映画)
3.8
講義課題のため箇条書き

・エリザベス朝などの歴史的背景について予備知識があればより移入できる。

・キングスマンのハリーハート(ガラハット)のイメージがあるコリンファースが演じるこの映画でのキャラクターに慣れるのに時間がかかった。

・字幕で見たが、クオテーションのついた言葉が多く、シェイクスピアに馴染みのなかった私でも言葉の美しさやどこに集中すべきかが分かりやすかった。

・トマス扮するヴァイオラとシェイクスピアがキスをしたシーンはお嬢様と気付く前のような描写だったが、興奮のあまりとキスのリンクができなかった。

・ロンドンの街並みなどからエリザベス王朝時代の雰囲気はもちろんのこと女を舞台にあげることに対する態度などどんな思考がノーマルであったかが理解にかたくなかった。

・現実との相違はあるかもしれないが、劇の人々に与える潤い、美しい言葉の力を感じた。

・神のみ前の結婚は女王でも取り消すことができない↓

・この時代は離婚や重婚はみとめられなかったのだろうか?そのためにお互いの事情で結ばれなかった?

・最後の劇はリアルと詩の交錯を感じた。

・"I don't know, It's a mistery"は伏線が如く多く用いられていたが、あまりにもどうしようもない現実を前に可能性を信じて用いる言葉として興味深いと思った。
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