朝稲青沙

暗黒への転落の朝稲青沙のレビュー・感想・評価

暗黒への転落(1949年製作の映画)
4.1
久しぶりに見たらとても良かった。
チェスをしながら喋り続けるボガートに対しずっと無言のスーザン・ペリーの演出が巧みすぎる。
ラスト近く、汗を流し涙目(に見えた)のボガートが切々と陪審員に訴えるシーンは洒落た会話で飄々とした雰囲気のボガートよりずっと良い。
音楽など使わなくてもあの静けさの中のボガートの演説がものすごくエモーショナル。
綺麗な死体で死ぬのさ、と言っていたジョン・デレクは櫛を通して死刑台へと向かう。
朝稲青沙

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