こぅ

ウィッカーマンのこぅのレビュー・感想・評価

ウィッカーマン(1973年製作の映画)
4.4
久々2回目の鑑賞。

行方不明の少女の捜索で孤島に来た警官
の恐怖を描いた【異色カルト・スリラー】。

サマーアイル島に行方不明少女の捜索を依頼され
ハーウィー警部補(エドワード・ウッドワード)
が島に到着。
早速行方不明少女の捜索を開始するが、島民は
揃ってその少女の存在を否定。聞き込みを再開
するハーウィーは島全体を覆う「性」の古代宗教
に目を疑い、困惑する。島のリーダー、サマー
アイル卿(クリストファー・リー)にも会い、
捜査を続け、見えてきた驚愕の手ががりは…。

異色カルトたる所以は、宗教に関連した歌(ミュー
ジカル)や、学校の教育シーン(庭で全裸ダンス
の女たち)等にも【エロス】が織り込まれている点だろうか。それが島全体の、本作の異様さの1つにも繋がっている。

クライマックスには本作の【驚愕の事実(仕掛け)
】を露わにし、それまで捜索をしてきた警官と
観る者を脱力のどん底につき落とす。

そしてエンディング…

一度観たら忘れられない何とも後味の悪い、
絶望の証、【ウィッカーマン】が待っている。
こぅ

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