ウィッカーマンの作品情報・感想・評価

「ウィッカーマン」に投稿された感想・評価

★ 神の敵は悪魔ではなく神という事実。

スコットランドの西、私有地である孤島。
少女失踪事件を捜査するために派遣された主人公。しかし、敬虔なキリスト教信者である彼は、島に根付く土着信仰に翻弄されて…という物語。

とても不思議な作品でした。
チロチロと動く灯火が影を大きくするように。
ムクムクと気持ちが悪くなる展開なのに、音楽だけは明るくて、まるでミュージカルのように歌って踊って、わっほい、わっほい。なんでしょうか。このテンション。

言うならば、作品自体が道化師。
鼻に赤い球を付けて泣き笑いの表情で“死と再生”を語るのです。

ははあ。なかなかこんな作品はないですね。
怖いのに明るくて。
淫らなのに健全で。
怪奇な形のケーキは甘ったるく。
相反する要素が混在しているのに両立している…そんな奇妙な世界観。

だけど、これは僕が日本人だから抱いた感覚。
何しろ、彼らの宗教様式を(多少は)理解できますからね。多神教であり、太陽を拝む部分など、日本の根底に流れる価値観に近しいものがあるのです。

しかし、表層は珍妙で猥雑。
男根を奉る儀式や、大仰な仮面、死を愛しく抱いた意識など…首を傾げる部分も多いのです。だから、厳格なキリスト教信者が多い(と思われる)イギリスからしてみれば問題作でしょう。本作がカルト映画…と言われるのも当然だと思いました。

まあ、そんなわけで。
タロットカードで言えば“愚者”のような作品。
自由で、無邪気で、わがままで、無思慮で、愚鈍。観客次第で受け止め方が180度変わりますので、正邪を飲み込むような心持ちでの鑑賞をオススメします。

ちなみに僕が好きな場面は、血だまりのように真っ赤な夕陽がギラギラと輝いているところ。彼らの価値観で言えば、夕刻は“神が眠る時間”ですからね。その頃に起きた事象は…。ふふふふふ。

このレビューはネタバレを含みます

童貞狩りサクリファイス。

失踪事件を追うサスペンスかと思いきや、裸と猥歌の宗教対決映画。

ドラキュラとは異なる明るいアンチ・クライストを体現したサマーアイル卿はクリストファー・リーのお気に入りキャラクターだそうです。
行方不明の少女を探すためある島を訪れた警察官。しかしその島はおかしな信仰があった、、。カルト宗教を妙にリアルに書き上げた映画だと思います。
無駄に音楽やビジュアル等で不気味や恐怖を押し付けることなく、自然な未知の風習、不気味な宗教の恐怖を感じさせてくれます。
ストーリーも退屈しないテンポの良い展開。時間も一時間半程度なので気軽に見れて、、、そして見た後のモヤーーっとした気持ち悪さを味わうことができます。
ちょっとミュージカルチックなのが面白かったです。
失踪した少女を探すため たった一人で島に乗り込んだ 警部。助けがこない状況なのが見るものの不安を煽ります。醸し出すオカルト感と島の人々の違和感 じわじわとくる怖さが いいです。原理主義者はどの宗派でもやはり 恐ろしい感じがします。
勧める人は選ぶけど大好きな映画の1つ
高校の頃これを見たのをきっかけに一時期カルト映画にハマった
Max

Maxの感想・評価

3.0
それ以上もそれ以下の言葉も見つからない。ただ只「不条理」としか言い様ない映画。
Elmar

Elmarの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

やっぱりなー。生贄に誘き寄せられたのは分かってしまった。
っていうか、あんなの蹴破れよ!ああ、神様なんてやっている場合じゃ無いだろw
それにしてもクリストファー・リー、最後の方でサルマンだった。
Sari

Sariの感想・評価

-
2018/03/26 DVD

📝2枚組DVDの
DISC1 本編88分の
劇場公開バージョン。
デジタルリマスター
5.1ch サラウンドREMIX

伝説のカルトホラー。
行方不明の少女を辿って、
ひとりの警官がたどり着いた島。
そこは、
恐怖とエロスに彩られた
〈禁断の聖域〉だった。📝


こんな映画観たことがなかった。
想像よりもホラー要素が少なく観やすかったが、設定やストーリーはとんでもない…‼︎

厳格なキリスト教を信仰している
ハウイ巡査長役のエドワード・ウッドフォードが良い味を出している。
島全体が得体の知れない卑猥な宗教や教育を当たり前としており、彼が其れ等や誘惑する女性達からグっと堪える様が面白い。
島を支配するサマーアイル卿役のクリストファー・リー 。有名な吸血鬼役からのイメージ脱却を計ったそうだが、かなりのハマり役。
スコットランドのハウイ島で撮影された魅惑的な景色、至る所で脱いでいる女性達などサイケデリックなムードが漂う。

俳優以外のエキストラは全て実際の島の住人達を使って賄ったそうだ。
衣装や小道具も凝っており70年代フォークロア・ファッション目当てでも楽しめる。色彩は原色使いが多く、リマスターされて鮮明で美しい。

謎解きながら見進めていたが、意外な展開に。ウィッカーマンが日没と共に崩れ去るラストが印象的だった。

カルトなアートっぽさが印象に残る好きな映画となった。
いま

いまの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

どちらも己の神を信じた結果がこれである。多勢に無勢というべきか。ラストのウィッカーマンが燃える絵は痺れた。
りょー

りょーの感想・評価

3.5
不気味な雰囲気が漂う映画だった。

ラストのシーンはマジ最高に狂ってていい
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