【肝腎のところがやや稀薄】
韓国映画。
母(イ・ミスク)と二人きりで暮らすヒロイン(イム・スジョン)。彼女は片手が不自由なのに加えて病弱で、本人は気づいていないが余命幾ばくもない。そこへアパートの下の階に若いカメラマンの男が引っ越してくる。色々な出来事があって彼はヒロインと仲良くなるが・・・。
女性監督(イ・オニ)のせいもあってか母と娘の親密な関係がなかなかよく描かれているが、逆に言うと男の存在がご都合主義的に見えるという欠点がある。どこかで見たようなストーリーで、なんとなく希薄感がつきまとう。
映像は美しいし、ヒロインの水着シーンもあるので、まあまあではあるけれど。