なでしこ

ラッシュアワー3のなでしこのレビュー・感想・評価

ラッシュアワー3(2007年製作の映画)
3.6
〜今度はパリが超ド級の大混乱〜

今回の舞台はLA→パリ。
1〜3を通して旅行気分を味わえました。
リーとカーターの間が友情から家族愛に近いものになりつつあるのを感じました。

パリ市内のカーアクションが見どころでしょうか。アクションそのものよりも運転していた普通のタクシードライバーのジョージが、アンチアメリカンだったのがリーとカーターを嫌々乗せる羽目になり、挙句に事件に巻き込まれ、カーチェイスとなりだんだん興奮して自分かスパイヒーローになった気分になり、表情や目の色がシブ〜くなっていき、最後はアメリカLOVEになる過程が面白かったです。

🍽美味シーン🍽
★ゲフィルタフィッシュ★
パート2でカーターを演じるクリスタッカーが何度トライしても噛んでしまいNG集に入れられた「ゲフィルタフィッシュ」という料理名。
本作でパリへ向かう飛行機内のシーンでリベンジして見事本編でオンエアされてました。

★アメリカ料理&中華料理★
ケンジ(真田広之)との過去の関係から、カーターを巻き込みたくないと思ったリーは、この捜査は自分1人でやると言い、カーターは当然「俺はお前の兄弟同然。一緒にやる」と引かずケンカになり、カーターは部屋から飛び出してしまいます。

でもお互いを思い遣ってのケンカだから、
それぞれ後悔の念を抱きながら、リーは黒人が出てくるTVを部屋で観ながら、ルームサービスを頼むのです。
そのメニューは、カーターの好きそうな「フライドチキンとポテトパイ」。

一方でカーターも、独り街をさまよい、チャイニーズレストランに入り、TVで映画インディージョーンズ魔宮の伝説を(当時の名子役、キーホイクアンくんが出てるシーン)を観ながら、テイクアウトメニューの「ムーシュー」をオーダーしてます。

ムーシューは、アメリカのチャイニーズレストランによくあるメニューで、細切り鶏肉(もしくは豚肉)と卵、野菜を炒めた中華料理をアレンジしたオリジナルメニュー。
本場中華料理に、山東料理で木須肉(ムーシューロウ)もありますが、これは豚とキクラゲと卵を炒めたものもありますが、劇中では"ムーシュー"と言っていたので、前者かなあと個人的に思いました。
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