イチロー51

神童のイチロー51のレビュー・感想・評価

神童(2006年製作の映画)
2.5
天才ビアニストの少女と音大を目指す青年の心のふれあいを描いた青春ドラマ。
出演は成海璃子、松山ケンイチ、手塚理美、甲本雅裕、柄本明、貫地谷しほり、西島秀俊、吉田日出子、賀来賢人、清塚信也(ピアニスト)ほか。

この手の作品は映画ではなく、テレビドラマで十分ですね。

天才だからと言って、一度楽譜を見ただけで協奏曲が演奏出来てスタンディングオベーションを誘うなんて有り得ないストーリー。
そもそも練習を全くやっていないのに大舞台で弾けるものなんですか?
ビアノってそんなに甘いものなんですか?
また、彼女が代役をすることになったという根拠が余りにも軽すぎませんか?

俳優陣の演技に助けられた作品です。
要するに脚本、演出が駄目で、ピアノ、音楽、オーケストラなどの世界を熟知しているスタッフが作ればもっと良い作品になったでしょう。
ラストは特に感動もなく、中途半端な終わり方でした。