もりのはこ

神童のもりのはこのレビュー・感想・評価

神童(2006年製作の映画)
5.0
内面も外見も同級生の中では浮いてしまう女の子が、小さくも大きな出逢いを重ねる日々。原作漫画はもう少し、心身の『振動』が激しくストレートに描かれたように思うが、どちらも激情家たちの和音には違いない。音の肌触りが繊細で、暗喩の波紋も静かでよい。
数ある音楽映画の一滴として、ひっそりと好きな映画。