クリストフォルー

ふたりのクリストフォルーのレビュー・感想・評価

ふたり(1991年製作の映画)
5.0
中学生の頃、自分が嫌いになった。劣等感ばかりがオリの様に心に溜まり、自分を変えようと試みるも、努力する根性がなくて挫折するだけだった。あのとき、そんな自分を包み隠さず誰かに見せられていたら、もっとマシな自分になれていただろうか?
実加と千津子の物語にシンパシーを持ってしまうのは、誰もが陥りがちな思春期のトラップに、ありえないけれどあってほしい答えを与えてくれるからだろう。
子供たちや孫の世代に見せ続けられる映画があることが、今更だが嬉しい。
クリストフォルー

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