ほんっっとうに好きだ、、
なんでも出来る優秀な姉とおっとりしている妹。比べられて愛情も思い出もいなくなってもお姉ちゃんに傾いたままの家族
幽霊になってお姉ちゃんが現れて妹を助けてくれるのだけど、物だって触れるし妹とも話せる。なのに身の回りの世話だったりテストを手伝ったりなんでもしてあげるわけじゃない。お姉ちゃんがいなくなって両親って実は仲があまり良くなかったの?と妹が聞くと「わからない、私にとってはもう終わったことだから」と。
まずお姉ちゃんが幽霊になって現れた!っていう奇想天外な設定からこんなにも姉の背負ってきたものだったり見えすぎてしまう性格が温かく自分が死んだのに終わったことと割り切って妹だけを支えるお姉ちゃんの優しさがなんとも言えない気持ちにさせてくれる。
自分が死んだらこんなに割り切って自分の人生はもう終わったことだからって出来ないよ、、妹がだんだん自分の年に近づいていく感じもしんどいなぁ…
私が中3の頃、読書感想文をこの小説で書いて大林監督で見れるなんてね…嬉しいなぁ。私の頭の中にあった世界観が広島の綺麗な景色に昇華されて嬉しい映画体験だった
あと姉妹ふたりの演技が本当に凄い。日本の女優さんの美しさを見た、、
2022.29